広島・群馬・福島で初の感染者…30代男性、7回受診後に初めてウイルス検査
2020/03/07 21:09
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200307-OYT1T50206/

 国内に居住する新型コロナウイルスの感染者は7日、広島、群馬、福島の各県で初めて確認されたほか、北海道で8人の感染が判明するなど、10都道府県で計26人の感染が新たに確認された。

 広島県では、広島市安佐南区に住む30歳代男性の感染が判明。男性は2月上旬からせきの症状が出て、15日以降、市内3か所の医療機関を計7回受診したが改善せず、今月5日に受診した4か所目の医療機関で初めてウイルス検査を受け、陽性反応が出た。容体は安定しているという。

 群馬県では太田市に住む40歳代の女性保育士の感染が確認された。重症という。女性は同市内の保育所に勤めており、27、28日と今月2日に出勤していたという。

 福島県で感染が確認されたのは、いわき市の70歳代の男性で、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客だったという。

 東京都内では、千葉県在住者1人を含む男女計6人の感染を確認。このうち40歳代の女性会社員は2月、クラスター(小規模な感染集団)が発生した可能性のある大阪市都島区のライブハウスに行っていたという。

 千葉県市川市では、60〜80歳代の男女3人が感染。市内の高齢者向けリハビリ施設の利用者とその家族で、この施設では50歳代の男性職員の感染が6日に確認されていた。