東京都の小池百合子知事は12日、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルス感染症を「パンデミック(世界的大流行)」としたことを受け、東京五輪・パラリンピック開催を巡る議論に「影響はあると思う」と懸念を示す一方、「中止はまずあり得ない」と強調した。

都庁で報道陣の取材に答えた。今後の対応については国や大会組織委員会、国際オリンピック委員会(IOC)とより緊密に連携すると説明。延期開催の可能性に言及した組織委理事の発言に対しては「都はしっかり準備を重ねてきた。IOCが全体を見て(判断する)ということになるかと思う」と述べるにとどめた。

2020.3.12 11:23
https://www.sankei.com/tokyo2020/news/200312/tko2003120003-n1.html