大川市にある倉庫から、拳銃あわせて3丁と実弾などが見つかっていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
警察は、拳銃などを隠し持っていた疑いで指定暴力団・道仁会系の幹部らを逮捕し、倉庫が武器庫として使われていたとみて捜査しています。
銃刀法違反などの疑いが持たれているのは、指定暴力団・道仁会系の70代の幹部と、50代の男の2人です。
捜査関係者によりますと、ことし1月、この幹部が関わった別の事件の関係先として大川市の倉庫を捜索したところ、つぼのような容器の中から拳銃あわせて3丁と数十発の実弾が見つかったということです。
警察は、幹部ら2人を逮捕するとともに、この倉庫が道仁会系の武器庫として使われていたとみて詳しく調べています。
福岡県警察本部によりますと、去年1年間、県内で暴力団から押収した拳銃は5丁で、平成26年の工藤会の頂上作戦以降、警察の検挙を免れるため拳銃を巧妙に隠すようになっているということです。

03月12日 12時23分
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20200312/5010007154.html