IOC=国際オリンピック委員会が、東京オリンピックの予定どおりの開催に向けて準備を進めていく考えを確認したことについて、東京都の小池知事は「IOCがいつもそうやってお決めになっている」と述べ、都としては関係組織と連携して準備を進める考えを強調しました。

IOC=国際オリンピック委員会は、17日に開いた臨時の理事会で、東京オリンピックの予定どおりの開催に向けて準備を進めていく考えを確認し、各国際競技団体のトップとの会議でもこの方針が了承されました。

これについて小池知事は18日、記者団に対し「いきなり札幌にマラソンを引っ越したのもIOCであり、決定ということで言えば、IOCがいつもそうやってお決めになっている」と述べました。

そのうえで「都としては何度も申し上げているように中止はありえないし、無観客もありえないという考えだ」と述べ、関係組織と連携して大会に向けて準備を進める考えを強調しました。

また、小池知事は、19日にギリシャで予定されているオリンピックの聖火を開催都市の東京に引き継ぐ引継式の規模が大幅に縮小されることについて「寂しいというか、残念な状況ではあるが、まずは聖火を日本に迎えられることで次の1歩に進むだろう」と述べました。

2020年3月18日 12時52分
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