日本郵便、受託手数料1090億円減 かんぽ問題で20年度
2020年3月30日 18:50
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57408660Q0A330C2EE8000/

日本郵便は30日、ゆうちょ銀行とかんぽ生命保険からの業務受託の手数料が2020年度に過去最低の8594億円になる見通しだと発表した。19年度計画より1090億円(11%)減る。不適切販売問題で新規契約が落ち込むかんぽからの手数料の急減を見込む。日本郵便は受託手数料で全国2万4千局の郵便局網を維持しており、経費削減を迫られそうだ。

手数料は郵便局がゆうちょの貯金やかんぽの保険の業務を受託する対価。2社から直接受け取る分と独立行政法人を経由して入る分がある。日本郵便は同日、手数料の見込み額などを含む20年度事業計画の認可を高市早苗総務相から受けた。