陸上自衛隊は5日、沖縄県宮古島市に新設されたミサイル部隊の編成完結行事を宮古島駐屯地で行った。
中国軍による攻撃を想定し、地対空、地対艦ミサイルを置く。
同駐屯地には昨年3月に警備部隊を配備しており、ミサイル部隊と合わせて約700人規模で運用する。

宮古島駐屯地の佐藤慎二司令は編成完結行事で「宮古島は東シナ海と太平洋を隔てる要所であり南西防衛の第一線だ。
われわれの配備は島嶼(とうしょ)を守り抜くというわが国の断固たる意志を示し、広大な南西地域の部隊配備の空白を埋める一助となる」と述べた。

地対空ミサイル部隊の第7高射特科群は長崎県の竹松駐屯地から移転し、03式中距離地対空誘導弾(中SAM)を運用する。
敵水上艦への対応は新編された第302地対艦ミサイル中隊が担い、12式地対艦誘導弾(SSM)を保有する。

陸上自衛隊宮古島駐屯地で行われた編成完結行事=5日午前、沖縄県宮古島市
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