集団感染 京産大に非難相次ぐ

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20200409/2010006349.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

京都産業大学の学生を中心に新型コロナウイルスの集団感染が発生したことに関連して、
大学や関係者に非難の電話やメールが数百件寄せられていることがわかりました。
中には脅迫めいた問い合わせもあり、人権問題に詳しい弁護士は、
「度を超した非難は犯罪に該当するおそれがある」と指摘しています。

京都市北区にある京都産業大学の学生を中心に新型コロナウイルスの「クラスター」と呼ばれる
感染者の集団が発生し、8日までに少なくとも13の府県で、74人の感染が確認されています。
こうした中、大学によりますと、学生の感染が確認された先月29日以降、
非難や中傷などの電話やメールが相次ぎ、今月4日までに数百件に上るということです。

中には、「感染した学生の住所を教えろ」という問い合わせが電話であり、担当者が断ると
「大学に火をつける」などと言われたこともあるということです。

また、京都市内には、京都産業大学の学生の入店を断る張り紙を掲げる飲食店があったほか、
大学職員の子どもが保育園から登園しないように言われたケースもあったということです。

大学の担当者は、「感染拡大の防止という観点から、情報を公開したが、職員や学生はまいっている」と話しています。
人権問題に詳しい豊福誠二弁護士は、「度を超した非難は強要罪や脅迫罪など刑法犯罪に該当するおそれがある。
悪いのはコロナウィルスでありかかった人ではない」と話しています。

04/09 08:38