新型コロナウイルスの感染拡大が生鮮食品の価格動向に影響を及ぼしている。外出の自粛要請が続き、家庭で使いやすい野菜や豚肉などは需要が増えて値上がりしている。一方、外食需要などが急減した高級食材は値下がりしている。

 東京都中央卸売市場によると、今月3〜9日のハクサイの卸売価格(中心価格帯)は3月上旬に比べ2・1倍に急上昇した。暖冬で生育が早く2〜3月は供給が多かったため、価格が例年に比べて低下していたが、前倒しした分だけ春先の出荷量が減少し、ここにきて上昇に転じた。ほかの野菜も、キャベツは78%、ダイコンは63%、ホウレンソウは33%値上がりした。

 精肉では、手頃な価格の豚肉の売れ行きが好調だ。東京食肉市場の3月の豚肉価格は前月比で11%上昇した。

 東京都内のスーパーによると、4月6〜12日の国産の薄切り豚バラ肉は売り上げが前年同期比約2倍という。店側は「豚肉は割安かつ料理にも使いやすく、節約ニーズに対応した」とみる。

 一方で、高級食材は、外国人観光客の減少や、外食業界の営業自粛などのあおりを受けて需要が低迷している。和牛(A4ランク)の3月の価格は2月比で12%下落した。メロンの4月3〜9日の価格も3月上旬比で26%も下がった。店頭価格も値下がりしており、食材の間で、価格に浮き沈みが生じている。

読売新聞
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2020/04/13(月) 23:50:34.30
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