賃貸アパート大手のレオパレス21は13日、緊急事態宣言の対象となる7都府県などで、施工不良問題に絡む改修工事を休止すると発表した。政府の「出勤者7割減」要請を受けた措置。自治体が独自に出した緊急事態宣言にも対応するという。

 明らかな不備が判明した1万3000棟超の改修を年内に終える予定に「現時点で変更はない」としているが、3月末の改修済み棟数は990棟にとどまる。休止により、年内完了の不透明さが一段と増した。

 在宅勤務を原則として出勤者を7割以上削減するほか、物件オーナーとの面談や企業への営業も停止する。

 レオパレスは同日、名古屋支店(名古屋市千種区)の社員4人が新たに新型コロナウイルスに感染したことも発表した。9日にも同じ支店の社員1人の感染を公表しており、社内で感染が広まった可能性がある。

https://www.sanspo.com/geino/news/20200413/sot20041319170015-n1.html