新型コロナウイルスの感染拡大で品薄状態が続くマスクの増産に向け、厚生労働省は、縫製などの技術を学びに来ている外国人技能実習生を一定の期間であればマスクの製造に従事させるのを認めることにしました。

厚生労働省によりますと、繊維や服飾関連の企業からは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で衣服の生産の注文が落ち込む中、受け入れている技能実習生に布マスクの縫製や裁断などの作業をさせたいといった相談や問い合わせが寄せられているということです。

外国人技能実習制度では、受け入れ先の企業で学ぶ技術が事前に決まっているため、他の作業を行わせることは原則認められていませんが、厚生労働省は、今回、特例として繊維などの技術を学ぶ技能実習生について一定の期間であればマスクの製造に従事させるのを認めることにしました。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200415/k10012387371000.html
マスク増産へ 外国人技能実習生の従事を特例で認める 厚労省
2020年4月15日 5時00分


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