【エルサレム共同】3月のイスラエル国会総選挙を受け、最大野党「青と白」トップのガンツ元軍参謀総長が挑んでいた組閣が16日、失敗に終わった。今後は国会が3週間以内に首相候補を擁立できるかどうかが焦点。昨年4月以降で4度目となる総選挙実施を予想する声も出ており、長期化している政治混乱の収束は見通せない状況だ。

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、ガンツ氏は挙国一致内閣の樹立を目指し、ネタニヤフ首相と協議を重ねたが、15日までの期限内に合意できなかった。5月に収賄罪での初公判を控えるネタニヤフ氏との間で、裁判官の任命方法などを巡る対立が解けなかったもようだ。

https://www.47news.jp/4723312.html