「ありがたい」「小さい」「洗ったら縮みそう」 届いた「アベノマスク」受け止めは?
毎日新聞 2020年4月17日 21時55分(最終更新 4月17日 21時55分)
https://mainichi.jp/articles/20200417/k00/00m/040/314000c


 世田谷郵便局に到着した布マスクを検品する日本郵便の社員=16日午前、東京都世田谷区
 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全世帯に2枚ずつ配布される布マスクが17日、東京都世田谷区の住宅に届き始めた。安倍晋三首相の主導で「アベノマスク」ともやゆされる事業。マスクを手にした住民からは「ありがたい」「ないよりはいい」と評価する一方、「遅い」「税金の無駄」と批判する声が上がった。
 理容室を営む脇坂喜雄さん(76)の元には同日午前、郵送されてきた。「仕事でもプライベートでも使えてありがたい。使い捨てマスクの在庫がまだあるので順番に使う」としつつも「ようやく届いたかと思った。対策が遅い上、(事業費が)466億円と聞くと他に使い道があったのではないかと思ってしまう」と疑問を示した。
 自営業の小林和樹さん(28)は「今は足りているが、マスクはないよりはあった方がいい」。届いたマスクを口元に近づけながら「サイズが小さく、厚手な分だけ重い。洗ったら縮むかもしれず、使い勝手はあまり良くないだろう」と指摘した。