春の全国交通安全運動(6〜15日)期間中の死傷者を伴う交通事故は7645件で、前年の同じ期間よりも26・3%少なかった。警察庁が17日発表した。前年の運動は5月にあり、単純比較はできないが、過去10年間の同じ期間の前年との増減幅は、2・2%増〜16・3%減の間で推移していた。

 新型コロナウイルスの対応で、7日に緊急事態宣言の対象となった東京都の事故が452件と前年同期比で53・1%減るなどしており、外出自粛要請が影響した可能性がある。ただ、同庁は「交通事故はそもそも減少傾向。短期間のデータでもあり、関連は判断できない」としている。

 7日に緊急事態宣言の対象になったほかの6府県の事故は、埼玉432件(前年同期比28・1%減)、千葉297件(同14・9%減)、神奈川451件(同27・6%減)、大阪755件(同9・3%減)、兵庫387件(同33・8%減)、福岡458件(同33・0%減)。ほかに感染者が多い道府県では、北海道198件(同9・2%減)、愛知599件(同36・1%減)、京都129件(同23・7%減)などだった。

4/18(土) 11:35配信
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