北海道教委は学校再開に伴い、部活動の実施に当たっての通知を校長宛てに出した。屋外12競技、屋内20競技の運動部活動について注意事項を細かく規定し、感染予防を徹底した上での実施を求めている。

テニスではダブルスの練習を避けること、野球・ソフトボールでは塁に走者を置いてのけん制練習を避けることを記載。ラグビーでは、スクラムやタックルなど身体接触を避け、仲間と距離を取ったパス練習などを工夫することとしている。
一方、柔道や剣道など身体の接触が避けられない競技については、トレーニングを中心に一人で行う練習方法を工夫することを求めている。
部活動共通の注意事項も記載した。活動中は「指導者は生徒から距離を取って指導し、簡潔な指示になるよう工夫する」。活動後には「ボールなどを使用後の定期的な手洗いを徹底する」などとしている。運動部活動で多い、練習中の掛け声を控えることも求めた。
道教委健康・体育課によると、注意事項は各競技団体に検討してもらったものをまとめたという。担当者は「記載事項を守り、感染対策を取った上で安全に部活動を行ってほしい」と話す。
また、道教委は中学・高校の全てのスポーツ大会についても5月中旬までの延期や自粛を求めている。

運動部活動の注意事項の例
【野球・ソフトボール】
・塁に走者を置いてのけん制練習は避ける
【ラグビー】
・スクラム・タックルを避ける
・距離を取ったパス練習などを工夫する
【テニス】
・ダブルスでの練習は避ける
【体操】
・補助を必要とする練習は避ける
【柔道・剣道など】
・一人で行う練習方法を工夫する(体力づくりや素振り、ダミー人形への打ち込みなど)

日本教育新聞 2020年4月20日
https://www.kyoiku-press.com/post-215244/

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