農林水産省は、
ホテル・旅館や飲食店などで、
新型コロナウイルス感染拡大の影響で
雇い止めとなった人たちが、
地域の農業現場で働くことができるよう
研修や宿泊の費用を支援する。
国が橋渡し役となり、
再就職を後押しすると同時に
農業の人手不足を解消する狙いだ。

自宅からの交通費や宿泊費のうち一定額を支給する。
農協や農家が民間の人材派遣サービスを活用して
人材を集める際は、経費の半額を支給する。

農協などの研修機関には定額を、
雇用主となる農家に対しては
通常より割高となった場合の労賃を、
最大で時給500円程度まで補助する方針。

農業経験がある応募者は、
農業大学などで最新の農業機械の操作を学べるようにする。
大学などへは、研修用機械の導入費などを補助する。

政府の経済対策の一環として農水省は
2020年度補正予算案で約46億円を計上。
成立すれば、4月1日にさかのぼって適用したい考えだ。

農業では、
中国人を中心とした外国人技能実習生約1900人が
コロナの影響で来日できていない。
実習生が戦力として定着している
野菜の収穫作業などで影響が出始めている。

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