宮城県の三陸沿岸で捕れた
ミンククジラの肉が地元で人気だ。
新型コロナウイルスの感染拡大という逆風下でも、
市場での値崩れは小さく、健闘している。
三陸沿岸で4月から32年ぶりに始まった
商業捕鯨で水揚げされただけに、
調査捕鯨よりも鮮度がいいことが売りで、
捕鯨会社や卸売業者は「ほっとした」
と胸をなで下ろしている。

調査捕鯨では、
肉の鮮度維持に必要な血抜きや
冷却作業は水揚げまでできないが、
商業捕鯨は捕獲後すぐに船上でできる。
13日の取引に参加した仙台市の卸売業者
「仙都魚類」の担当者は
「調査捕鯨の時とは鮮度が違う」
と声を弾ませた。

赤身を競り落とした仲買人は
「取引先の飲食店からは
『新型コロナでお客が来ないから
余計なものはいらない』
と言われたが、
地元のスーパーや鮮魚店からの
引き合いは好調だ」
と話した。

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産経新聞
https://www.sankei.com/smp/photo/story/news/200424/sty2004240003-s.html