新規感染者ゼロに!? 日常が戻りつつある上海からいま日本が学ぶことは?:ガイアの夜明け


政府の発表によると、8万人以上の感染者が確認された中国。回復した人も多くいる。
陳さん(仮名・32歳)は、1月に仕事で武漢に行き、帰宅後に感染が発覚。咳が出て、気持ちも落ち込み、死も覚悟したと、語る。

日本製の抗インフルエンザ薬「アビガン」と免疫製剤の併用で1週間後には症状が改善、
「PCR検査5回連続陰性」という厳しい条件をクリアして自宅に戻った。

しかし、今もリハビリの日々、元の生活は取り戻せていない。

中国・上海の基幹病院を、単独取材。病院の心臓部となる会議室には、巨大モニターが。
呼吸器、血液、漢方など、様々な分野のエキスパートが集結し、ここから別病棟にいる医師に指示が送られる。

新型コロナ患者用の隔離病棟では、建物から3m離れたところに専用の通路を設置。
通路から建物側に一歩でも近づくと2週間の隔離措置の対象になるなど、厳しい制限が設けられていた。

さらに番組は、浙江省の省都・杭州市郊外にある浙江大学医学院附属第一医院を、海外メディアとして初取材。

浙江省では、1268人が新型コロナウイルスに感染したが、死者は1人。重症患者を集中的に受け入れるこの病院では、
「ECMO(人工肺)」を使用した壮絶な治療が行われていた。

そしてここでも、治療に携わった医療関係者と患者は徹底して隔離。院内感染を防ぐための措置がとられていた。

番組では中国政府が、大手IT企業と開発した「コロナ感染のリスク」を判定するシステムも紹介。日本のヒントになることは、果たしてあるか...。
https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/business/entry/2020/021697.html
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