病床など「6月後半に不足」試算

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20200428/2050004302.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

奈良先端科学技術大学院大学の研究グループは奈良県内の新型コロナウイルスの感染者が
今のペースで増え続けた場合、1か月後には4倍余りになり、6月後半には
病院のベッドや宿泊施設の部屋が足りなくなる可能性があるとする試算結果をまとめました。

奈良先端大の研究グループは4月中旬から2週間の感染者の増え方をもとに県内の今後の感染者数を試算しました。
それによりますと感染者の増え方は徐々に落ち着いてきているものの、
15.7日で2倍に増えるペースだということで、4月27日までに79人だった感染者は
5月15日には185人になり、5月28日には4倍あまりの329人に増えるとみられるということです。

県は現時点で、病院のベッドとホテルの部屋をおよそ350人分確保できる見通しだとしていますが、
感染者が今のペースで増え続けた場合、退院する人を除いても6月後半の時点でこれを上回り、
足りなくなる可能性があるとしています。

また、県内のピークはことし10月ごろになるとみられますが、外出や人との接触を減らすなどして、
感染した自覚がない人からの広がりを仮に10%抑えることができれば
ピークの時期は数か月遅れ、感染者数を半分以下に減らせる計算です。

試算を行った奈良先端大の小野直亮准教授は「現在のペースだと感染者はまだ増える可能性はあるので、
特に軽症者の人が安心して過ごせる場所を増やしていくことが大事だと思う。
気を緩めず、長期にわたって対策を続ける覚悟が必要だ」と話しています。

04/28 18:46