米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者が29日、世界全体で22万人を超えた。30日は世界保健機関(WHO)が最高度の警戒を訴える緊急事態宣言を出してから3カ月で、死者数は1月末から約1300倍に急増した。WHOは4月30日に緊急委員会を開き、現状分析と今後の対応を協議する方針。

 1月末時点の感染者は22カ国・地域の7817人(うち中国本土は7711人)、死者は170人で全て中国国内だった。死者数は3月31日に4万人を上回って以降、1〜2日ごとに1万人以上増える状態が続いている。


 感染者は世界全体で317万人超。100万人以上が感染し世界最多の米国が、死者も最も多く6万人。欧州では2万7千人のイタリアが最多で、29日に集計方法を見直した英国が2万6千人で続く。

 WHOの29日付状況報告によると、死者の62%は欧州地域事務所管内(トルコや旧ソ連諸国を含む)。米国と合わせると、死者の87%が欧米に集中している。

ソース https://www.sankei.com/smp/life/news/200430/lif2004300008-s1.html