犬山城のしゃちほこ、胴体あった 3年前の落雷で吹き飛ぶ

2020年5月5日


 三年前に雷の直撃で吹き飛んだ国宝犬山城(犬山市犬山)のしゃちほこの胴体部分が、約三十メートル離れた城山で見つかった。
縦四十センチ、横二十センチ、重さ数キロほどあり、これほど大きな破片が見つかったのは初めて。
「行方不明だった最後の部分。これで割れたしゃちほこのパーツがほぼ全てそろった」と市歴史まちづくり課は喜んでいる。

 落雷があったのは、二〇一七年七月十二日午後四時ごろ。
地上から高さ二十四メートルの天守最上部に南北一つずつ据えられていたしゃちほこのうち、
北の一匹(高さ約一・二メートル)が雷で砕けた。しゃちほこには避雷針が付いていた。


https://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20200505/CK2020050502000020.html

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見つかった胴体部分。中央のしゃちほこに付いていた=犬山市犬山の市文化史料館で