安倍晋三首相は14日、記者会見で、新型コロナウイルスの国内の感染状況について「中国からの第一波の流行を抑え込むことができた。
欧米経由の第二波も抑え込みつつある。人口当たりの感染者数、死亡者数はG7、主要先進国の中でも圧倒的に少なく抑え込むことができている。
これは数字上明らかな客観的事実だ」とこれまでの取り組みの成果を強調した。

一方、「次なる流行の恐れは常にある。新たな日常に向かって、社会経済活動を本格化することは当然、そのリスクを高める。
みなさん1人1人が十分な警戒を怠れば2週間後の未来は予断を許さない」とも説明。
そして、「感染者の増加スピードが高まってくれば残念ながら2度目の緊急事態宣言もあり得る」とし、状況によっては再び緊急事態宣言を出すこともあり得るとの見解を示した。

安倍首相は「世界中、どこにもこうすれば大丈夫と言う正解はない」と指摘。
そのうえで、アビガンなど他の病気の治療薬として使われており、副作用が判明している薬について、「この感染症への有効性が確認され次第、早期の薬事承認を目指す。
それぞれの薬の長所が異なることから、組み合わせることで更なる治療効果が期待できる。
感染爆発を起こすことのないよう、流行の波をできる限り小さくし、後ろに遅らせる中で、有効な治療法を確立したい」と述べた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200514-00010010-wordleafv-pol
5/14(木) 19:50配信