2020年5月18日 10時26分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200518/k10012434331000.html

カナダで、空軍機が住宅地に墜落して炎上し、乗組員1人が死亡しました。カナダのメディアは、この空軍機は、新型コロナウイルスの感染対策の最前線で働く人たちを激励するためにアクロバット飛行をする予定だったと伝えています。

カナダ西部のブリティッシュ・コロンビア州のカムループスで17日昼ごろ、飛行場を飛び立ったカナダ空軍機1機が住宅地に墜落して炎上しました。

カナダ空軍は、この事故で乗組員1人が死亡し、1人が大けがをしたと発表しました。

地元のメディアが伝えた墜落直後とされる写真では、住宅から炎が上がる様子を確認できます。カナダの軍や政府は、現時点で住民に被害があったかどうかは明らかにしていません。

また、地元のメディアは、飛行機はカナダ軍でアクロバット飛行を行う「スノーバーズ」と呼ばれる部隊に所属し、この日は、新型コロナウイルスの感染者の治療に当たる医療従事者や、最前線で感染防止などに取り組む人たちを励ますために飛ぶ予定だったと伝えています。

アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、カナダではこれまでに新型コロナウイルスの感染者が7万8000人に上り、5800人が死亡しています。

地元当局は、墜落の詳しい状況や原因について調べています。