神奈川県箱根町を流れる須雲川で26日までに、アユやヤマメなどの魚が大量に死んでいるのが見つかった。県や町などによると、少なくとも500匹に上るとみられる。
6月1日にアユ釣りの解禁を控え、早川河川漁業協同組合の野崎忠理事は「須雲川では今シ−ズン、アユ釣りができない可能性がある」と落胆している。

 同漁協によると、男性組合員が25日夕、箱根登山鉄道箱根湯本駅近くの同川で、魚が大量に死んでいるのを発見。26日に県や町と調査したところ、早川との
合流地点までの約1・2キロの範囲にアユやヤマメ、ヨシノボリなどの死骸が川底に沈んだ状態で見つかった。

 県西地域県政総合センターは原因について「時期的に酸欠は考えにくい。排水を流す大きな施設がない上、水量も多く原因物質が流されている可能性が高い」
として、特定できないとしている。

 同漁協は6月1日の友釣りと毛針釣りの解禁に備え、4〜5月にかけて計100キロのアユを須雲川に放流していた。

神奈川新聞社

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