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福岡県は29日、新型コロナウイルス感染が再拡大している北九州市を対象に、
キャバレーなど接待を伴う飲食店とライブハウスの休業要請を6月18日まで延長することを決めた。
北九州市以外は予定通り1日から全面解除する。

北九州市でもカラオケボックスやスポーツジムなどは要請延長の対象外で、1日以降は解除される。

営業自粛などで売り上げが急減している企業や個人事業主の家賃負担について、
1カ月50万円を上限に賃料の3分の2までを半年分補助する国の支援制度に上乗せする形で、
県独自に休業要請延長の2業種に対し要請期間の家賃の1割を補助する。

県民を対象とした不要不急の外出自粛、県外への移動自粛は1日で解除するが、
北九州市民には自粛要請を継続する。

コンサートや展示会などのイベントは、6月18日までは屋内で上限100人、屋外で同200人などの条件付きで
開催を認め順次、条件を緩和していくが、北九州市では18日まで開催自粛を求める。

県立学校は今月25日から順次全面再開しているが、北九州地区に限り6月1日から1週間程度、
再び分散登校を実施することを決定。分散登校の期間中は部活動や課外授業は行わない。
県教育委員会は同地区内の市町村立小中学校や私立学校についても、県立学校の取り組みを参考に
実態に応じた判断を要請する。