福島市平石地区にある「へたれガンダム」が手に装備していた「ビームライフル」が盗まれていたことが関係者への取材で分かった。
先月3日、現場を訪れた男性が異変に気付き、地元の阿部克己区長(70)が同日中に被害届を福島署に提出した。
同署は窃盗事件として捜査している。

「へたれガンダム」は、福島市のアマチュア鉄作家が2010年に制作し、同地区の道路脇に設置した体長約2メートルの鉄製のガンダム像。
丸みを帯びた顔や少しがに股の足が「絶妙なへたれ具合」と一部愛好家の間で人気を集め、地元のファンらが錆さびた像を塗装するなどしてきた。
ビームライフルも鉄製の自作だった。

阿部区長は
「設置から10年間、多くの人に愛されてきたので非常に残念だ。
 作者は制作した翌年に他界しており、へたれガンダムは遺作でもある。銃を持っていった人は早急に返還してほしい」と話している。

写真:ビームライフルを持った「へたれガンダム」
https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/06/20200606-OYT1I50066-1.jpg

以下ソース:読売新聞 2020/06/07 12:44
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200606-OYT1T50264/