神奈川県で、新たに1人の新型コロナウイルス感染者が発生し、すでに感染が確認されていた患者1人が死亡したことを9日、各自治体が発表した。神奈川では8日に、約2カ月半ぶりに新規感染者数が0人となっていた。

 新たに感染が確認されたのは、藤沢市の50代の男性会社員。男性は5月29日に発熱、今月8日に県内の医療機関に入院し、検査で陽性と判明した。感染経路は不明で、症状は重症という。同市が詳しい行動歴などを調べている。

 一方、死亡したのは小田原市の70代の無職男性。男性は胆のう炎のため、4月29日に小田原市立病院(同市)に入院。その後、発熱などの症状があり、5月14日の検査で陽性と確認されていた。同15日に県内の別の医療機関に転院したが、今月8日に死亡した。

 小田原市立病院では、これまでに感染者集団(クラスター)が発生していたが、男性の入院部屋が発生場所から離れていたことなどから、県は「一連のクラスターとは関係なく、単発事例とみられる」との見方を示している。

6/9(火) 17:23配信
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