北海道函館市が誇る「100万ドルの夜景」。
世界三大夜景とも称されるその眺めに今、異変が起きているのではないかという声を耳にした。中には新型コロナウイルスが影響しているといった指摘も。真相を探るうちに見えてきたものとは。

夜景が変わった?
観光名所「函館山」の眼下には両側を海に挟まれた扇形の市街地が広がり、街に明かりがともり始めると海岸線に伸びる道路には車のヘッドライトがあふれる。
漆黒の海とのコントラストが際立つその姿は「100万ドルの夜景」、香港やナポリと並ぶ世界三大夜景とも称され、国内外から多くの人がその美しさを目当てに函館を訪れる。
新型コロナウイルスの影響で苦境に陥った飲食店を取材する中、私たちはこんなことばを耳にした。

「函館の飲食店やホテルがどんどん閉まり、夜景が変わってしまっているのではないか。確かめてほしい」

手がかりを求め、まず向かったのは函館市内で写真店を営む松井明子さんのもとだ。この写真店ではほぼ毎年、夜景を撮影、保存している。
この写真は、2006年(平成18年)に函館山から撮影した夜景だ。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200610/K10012464121_2006101146_2006101350_01_03.jpg

まさに無数の宝石がきらめくようなロマンチックな夜景だ。
松井さんは、2006年からことし4月にかけて撮影した写真を見せてくれた。時期や天候などに多少の違いはあるが、撮影はほぼ同じ場所だという。
写真を見ながら松井さんはこう口にした。

写真店 松井明子さん
「改めて見比べてみると夜景は暗くなったと思う。山のふもとやJR函館駅前が寂しくなったように感じる」

街の人たちはどう思っているのか聞いてみた。
多かったのは…

「夜景が最近暗くなった」
「昔に比べて少し寂しくなった」

やはり何らかの変化が生じているのか。


※長いので続きはソースで
NHK 2020年6月10日 17時30分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200610/k10012464121000.html?utm_int=news_contents_tokushu_002