二階氏 「ポスト安倍」候補らとの距離縮める 岸田氏けん制、秋の党人事にらむ?

 自民党の二階俊博幹事長が「ポスト安倍」候補たちとの距離を詰めている。石破茂元幹事長の要請で石破派の政治資金パーティーでの講演を引き受け、稲田朋美幹事長代行、下村博文選対委員長による議員連盟にも出席した。次の党人事をにらみながら、安倍晋三首相の「意中の人」とされる岸田文雄政調会長をけん制する一方、党内の求心力を高めるしたたかな戦略が見え隠れする。

 「しっかり我々も協力しますから、思い切って前進するよう頑張ってください」。二階氏は11日、国会内であった「新たな国家ビジョンを考える議員連盟」の第1回総会で、集まった自民党議員136人にあいさつした。(以下有料版で,残り831文字)

毎日新聞2020年6月11日 19時32分(最終更新 6月11日 19時33分)
https://mainichi.jp/articles/20200611/k00/00m/010/234000c