東京 大田区のアパートに送られた国際郵便に覚醒剤が隠されていたことが分かり、このアパートにいたベトナム人10人が逮捕されました。警視庁は密輸グループのメンバーとみて調べています。

逮捕されたのは東京 大田区西糀谷のアパートに住む自称ベトナム国籍のグエン ティエン ヒェウ容疑者(25)らベトナム人の男女合わせて10人です。

警視庁によりますと、グエン容疑者のアパートに向けてベトナムから発送され、今月、成田空港に到着した国際郵便を税関が調べたところ、荷物に入っていた靴の底の部分に覚醒剤12グラム余りが隠されているのが見つかりました。

捜査のため偽物の覚醒剤を詰めたうえで、17日、アパートに荷物を届け、捜査員が踏み込んだところ、10人が室内にいたということで、覚醒剤に当たる荷物を共同で所持した疑いで逮捕しました。

警視庁は、日本で違法薬物を受け取る密輸グループのメンバーだったとみて調べています。

調べに対して逮捕された10人はいずれも容疑を否認し、「知らなかった」などと供述しているということです。

2020年6月19日 12時09分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200619/k10012476511000.html
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