定期試験もオンラインで――。新型コロナウイルスによる長期休校で、首都圏の多くの学校が授業時数の確保や評価に悩む中、首都圏の一部の中学、高校では、「オンライン中間試験」が行われた。どんな方法なのか。試験の在り方も問われ始めた。(宮坂麻子)

教員の創意工夫、学び合いも
 4月から急きょ、各生徒の端末を使ったオンライン授業を始めた、開成中学・高校(東京都荒川区)。5月21日からオンラインの中間試験が実施された。

 例えば、中3の数学。4月以降、「三角関数」などについて計10回の双方向のオンライン授業をしており、それを踏まえた出題だ。

 まず、試験前に方法や配点などを告知し、3〜12人のグループを事前登録させる。5月21日午前8時、ウェブ会議システムの「Zoom(ズーム)」で試験問題を発表。2時間以内に、グループでオンライン上で話しあい、統一した答案を作って、PDFファイルで提出する。

 さらに1週間以内に、授業で自…(以下有料版で,残り:1894文字)
残りの見出し「オンライン試験、(教材や資料などで調べてよい)「オープンブック型」も」
「各校のオンライン対応、受験の参考に 森上展安さん」


朝日新聞 2020年6月20日 8時00分
https://www.asahi.com/articles/ASN6L5633N66UTIL002.html?ref=tw_asahi