地方銀行の運用難に拍車がかかっている。日銀のマイナス金利政策が始まる前に購入した相対的に利回りが高い国債が相次ぎ償還期を迎える。本業の貸出金も利回りの低下傾向は変わらないままだ。新型コロナウイルスの感染拡大による景気の悪化で超低金利の状況は長引く見通しで、経営環境は厳しい。店舗網の見直しなど一段のコスト削減を迫られる可能性もある。

国債などの有価証券運用は貸出業務の不振を補う収益の第二の柱だった(以下有料版で、残り1194文字)

日本経済新聞 2020年6月25日 23:00 (2020年6月26日 5:27 更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60799700V20C20A6EE9000/?n_cid=SNSTW001