エジプト政府は27日、新型コロナウイルス感染防止のために続けてきた都市の一部封鎖を解除し、
3月に閉鎖した飲食店やモスク(イスラム教礼拝所)を再開、夜間外出禁止令も停止した。

感染拡大の勢いを抑えてから経済の再開に踏み切った欧州やアジア各国と異なり、
感染者数が伸びる中での措置。市民からは強引な解除だとの反発もある。

約1億人の人口を抱えるエジプト政府は、貧困層や生活習慣を変えない保守層に配慮して一部の封鎖にとどめ、
人混みにも目をつぶってきた。

新規感染者数は伸び続け25日には1日約1600人、累計の感染者数は6万2千人を超えた。
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