>>319
> 民主党の事業仕分けによるダム中止も問題だけど、

細かい話だが、民主党政権による川辺川ダム計画の中止は、事業仕分けではなく、事業仕分けが開始される以前の決定
そもそも、川辺川ダム計画は自民党政権下の2005年に完全に頓挫している
頓挫した大きな要因は、国が同意書の署名を偽造したり死人の同意書を捏造して敗訴が確定したこと
これで、左翼層のみならず、保守層の反発を招いて、川辺川ダム計画がどうにも前に進まなくなって、自民党が支援していた保守系の地元首長まで反対に回ることになった

【まとめ】
・川辺川ダム計画は1966年に発表されたが、自民党政権下で43年間も本体工事未着工
・自民党政権下において、国が農家の同意書を偽造していたことが発覚、2003年5月に国の手続きは違法として福岡高裁で敗訴、国は上告せず敗訴が確定
・上記の判決を受け、2005年に熊本県収用委員会が国土交通省に漁業権強制収用申請の取り下げを勧告、国交省は取り下げ、川辺川ダム計画は完全に頓挫
・自民党政権下の2008年、地元の徳田正臣相良村長と田中信孝人吉市長が川辺川ダム計画反対を表明、これを受けて蒲島郁夫熊本県知事が川辺川ダム計画を白紙撤回すべきと表明→世論調査で85%の県民が蒲島知事の決断を支持
・2009年民主党政権誕生、川辺川ダム計画の中止を決断
→ただし、国交省はダム基本計画の廃止手続きを取らず、計画は休眠状態に
・2012年自民党政権奪回後も、7年半の安倍政権下で休眠状態の川辺川ダム計画再開への動きは全くなし
・川辺川ダム計画の白紙撤回を宣言した蒲島知事を自民党は支援、2020年3月の熊本県知事選でも自民党のバックアップで蒲島知事は4選を果たす


※2009年民主党鳩山政権で川辺川ダムと同時に中止が決定されたた八ッ場ダムは、2011年に民主党野田政権で工事再開を決定