【南富良野】大型の淡水魚イトウの産卵床数が、町内を流れる空知川水系で昨年から2年連続で増加していることが町教委の調査で分かった。2016年の台風豪雨で被災して以降、18年までの産卵床数は水害前と比べ減少していた。町教委は「イトウのエサとなるワカサギやウグイの個体数が回復し、成熟したイトウが増えて産卵床数増になったと考えられる」としている。

 絶滅危惧種に指定されているイトウは、町内では空知川水系やかなやま湖に生息している。町は09年に全国初となるイトウ保護管理条例を制定し、イトウについて学ぶための環境学習を町内の小中高の授業で08年から取り入れている。

07/09 05:00
https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/438631?rct=n_hokkaido