7/23(木) 15:06
時事通信
 
 昨年10月の台風19号で被災し、運休していた箱根登山電車が23日、約9カ月ぶりに運転を再開した。

 新型コロナウイルス感染予防のため、車両の窓を開けるなどして運行する。

 台風による豪雨と土砂崩れで陸橋の橋脚が崩れるなど21カ所が損傷。神奈川県箱根町の箱根湯本〜強羅間(約9キロ)が運休していた。

 再開式典で箱根登山鉄道の抱山洋之社長は「コロナの収束は見通せず、十分な対策と緊張感を持って業務運営をしなければいけないと痛感している。箱根を訪れる皆さまに非日常体験をしていただけるよう努める」と述べた。

 記念切符を買うため利用した川崎市の会社員目代良道さん(59)は「いつも通り走っていて良かった。(復旧)工事は大変だっただろう」と話した。都内の私立中1年の男子生徒(12)は、同級生と利用。「山の景色がすごい。コロナで東京の決まった所しか往復していなかったので、気分が晴れた」と声を弾ませた。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200723-00000051-jij-soci