2020/07/28 05:00
https://www.yomiuri.co.jp/local/chubu/news/20200728-OYTNT50016/amp/

 27日午後2時30分頃、愛知県豊橋市大村町の県道で、中央分離帯の除草作業の交通整理をしていた同県田原市田原町、警備会社員夏目喜生さん(46)が乗用車にはねられ、病院に搬送されたが間もなく死亡が確認された。乗用車は夏目さんの後ろに停車していた軽トラックにも衝突。近くで作業中だった40歳代と60歳代とみられる男性2人も巻き込まれて負傷し、病院に搬送された。

  110番で駆けつけた愛知県警豊橋署員が乗用車を運転していた男から事情を聞いたところ、「人を殺したかった。神様になりたかった」と供述したため、殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。

 発表によると、男は住所、職業不詳、青野圭容疑者(27)。運転していた車は浜松ナンバーで、青野容疑者自身のものだった。同署は青野容疑者が無差別に人を殺害しようとしたとみて、容疑に殺人を加えて調べている。

 捜査関係者によると、現場にブレーキ痕はなかった。県警は青野容疑者がスピードを緩めることなく、夏目さんに突っ込んでいったとみて調べている。現場は交通量の多い、片側2車線の直線道路。事件当時は1車線を規制して作業中だったという。