神奈川県内での感染拡大が勢いを増している。感染者が再び増加傾向に転じた6月末以降、30代以下の人の感染が目立つが、
徐々に40〜50代も増えてきた。県はお盆期間は特に、会食による感染拡大に注意するよう呼びかけている。

県によると、8日までに県内で発表された感染者3187人のうち、年代別で最も多いのが20代の881人(28%)。
以下、30代512人(16%)▽50代478人(15%)▽40代467人(15%)と続く。

月別でみると、前回の感染の山のピークとなった4月は30代以下が33%、40〜50代が37%、60代以上が30%と、ほぼ均等だった。

ところが6月は、30代以下が68%に上昇。7月は63%にやや下がり、逆に40〜50代が6月より7ポイント増の24%に増えた。
一方、60代以上は6、7月とも10%台前半にとどまった。

県は若い世代を中心に、家庭内や職場・会食で感染が広がっていると分析。
黒岩祐治知事は今月7日、家庭内でもマスクの着用を心がけるよう求め、「食事中の会話や大声には感染のリスクがある。
大人数での会食を避け、食べ物を口にするとき以外はマスクをしてほしい」と、これまで以上の用心を呼びかけた。
https://www.asahi.com/articles/ASN89760CN89ULOB00K.html