国会議員が今年4月の改正健康増進法の全面施行以降も法で禁じられた議員会館の事務所(自室)での喫煙を続けている問題が波紋を広げている。橋下徹元大阪市長らがツイッターで「議員特権」と怒りの声を上げたのを機に、インターネット上で批判が拡散し、内外から調査を求める声が上がる。しかし、与野党幹部らは静観の構えで、国会の自浄作用が問われそうだ。

【表】議員会館の喫煙問題に関する主な発言

 「これ(報道)が事実なら、議員て何のためにいるんだろ?」。橋下氏は14日、問題を取り上げた同日の北海道新聞の記事を読んでツイッターで反応。「おまえらは特権階級か! 役所が禁煙ならまず議員こそが禁煙だろ!」と指摘した。

 現職議員も改善を求め、自民党の三原じゅん子女性局長は14日のツイッターで「どうしてこういう事するかな。喝!」と問題視。自民党たばこ議連の副会長で愛煙家の石破茂元幹事長も19日のテレビ番組で「それやっちゃったら終わり。国会議員に対する、ただでさえあんまり高いとはいえない信用が、ますます低くなっちゃう」と語った。

 記事を転載したサイトには約8千件のコメントが寄せられた。「法律をつくる側が自ら破るのは言語道断」「調査して、実名をさらすべきだ」などと厳しい意見が大半だ。

以下ソースにて
8/23(日) 7:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/9dbcc5303283d0f5d8f387cc79ff11812845599e