消費者の健康指向やコロナウイルスの感染拡大で免疫力アップを目指す人が増えたせいか、納豆がブームになっている。スーパーの店頭では売り切れになることもあるらしい。昔から「納豆を食べない」と言われてきた大阪だが、最近は事情が違うようだ。

大東市御領で50年以上、納豆を作り続ける小金屋食品では、製造数が右肩上がりで伸び続ける。わらについた天然の枯草(こそう)菌を使用して製造する「なにわら納豆」は、2014年に大阪府から「大阪産(もん)名品」の認証を受けた。

「大阪産(もん)名品」とは「大阪を代表する土産物などで、製造開始から50年以上が経過しているなど、時代を超えて愛され続ける加工食品」のこと。通常の納豆菌を吹き付ける方法よりも発酵時間が長く、手間がかかるが、濃厚な大豆の風味と芳醇(ほうじゅん)な香りが持ち味だという

毎日新聞 2020年8月23日
https://mainichi.jp/articles/20200823/ddl/k27/040/168000c
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