気象庁は29日、発達しながら非常に強い勢力で沖縄に接近する見通しの台風9号について、31日段階で中心気圧が925ヘクトパスカル、最大風速50メートル、最大瞬間風速が70メートルに達するとの予報を発表した。最新の位置情報を把握するとともに安全確保に向けて早めの避難を含む災害対策が必要になる。
 最大瞬間風速(毎秒)70メートルは時速252キロに相当する。住宅が倒壊したり、鉄骨構造物が変形したりする強さとされる。
 気象庁によると、台風は29日午前9時現在、フィリピンの東でほとんど停滞した。中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートル。中心から半径55キロ以内は風速25メートル以上の暴風域。

https://www.sankei.com/affairs/amp/200829/afr2008290004-a.html