「仕事疲れた 1人だけいろいろせなんのはもう無理 なんで俺だけ仕込みと検査と事務全部せないかんと? なんでこんな残業せないかんと? もういやだ」。熊本県のJA阿蘇のヨーグルト工場に勤務していた男性(当時29歳)が2019年3月、スマートフォンにメッセージを残して命を絶った。なぜ「仕事」に男性は追い詰められたのか。遺族の声を聴き、経緯をたどった。

 「こんな形で突然亡くなるとは。上司が息子の勤務状況や健康状態の把握を怠ったための過労死だ」。6月に取材に応じた父親は、男性の勤務時間などが記録された文書を見ながら声を震わせた。

 19年3月11日朝、家族は職場から「出勤していない」と連絡を受け、捜したところ、自宅近くの農業用倉庫で死亡しているのが見つかった。男性の車の中からスマホを見つけた警察官は、待ち受け画面に残されていたメッセージを見て「見つけた人に(男性のメッセージが)すぐ分かるようにしたのではないか」と家族に告げた。

 男性は専門学校で自動車整備士の資格を取り、10年にJA阿蘇の職員となった。当初は農機具を整備する仕事をしていたが、12年に同県小国町のヨーグルト工場に配置換えになった。遺族が開示を受けた菊池労働基準監督署の調査文書によると、18年5月末には一緒に製造を担当していた同僚が退職し、男性が1人で担当するようになった。男性が亡くなる前6カ月間の時間外労働時間は月平均88時間で、「過労死ライン」とされる80時間を超えていた。

 父親によると…

https://mainichi.jp/articles/20200902/k00/00m/040/191000c
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2020/09/02/20200902k0000m040193000p/0c8.jpg

★1 2020/09/03(木) 15:27:15.38
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