自民党の石破茂元幹事長は7日、時事通信などのインタビューに応じた。安定的な皇位の継承策として母方にのみ天皇の血筋を引く「女系天皇」を容認することの是非に関し、「女系という選択肢は排除されるべきではない」と語った。早期に安定継承について議論を進めるべきだとの考えも表明した。

東京一極集中の是正については「予算、税制などで支援していかなければ、(地方への)移住を阻む原因を取り除くことはできない」と指摘。その上で、担当相を置いて対応していく考えを示した。
 
劣勢を強いられている党総裁選の国会議員票の動向について、石破氏は「『派閥が決めたから』というのがわが党国会議員の全てだとは思っていない」と語り、支持拡大に努める意向を強調。早期の衆院解散・総選挙については「各種世論調査によれば国民の多くが任期満了でいいと言っている」と述べ、否定的な考えを示した。

2020年09月08日07時05分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020090700700&;g=soc