市場デビュー6年目を迎えた青森県産ブランド米「青天の霹靂(へきれき)」の2020年産新米が10日、全国で一斉に発売された。県内のスーパーや百貨店では、店頭に青色の米袋がずらりと並び、買い求める市民でにぎわいを見せた。


 霹靂は県産業技術センター農林総合研究所(黒石市)が中心となって開発。コメの食味ランキングでは参考品種だった14年産を含め6年連続で最高評価の「特A」を獲得している。

 全農県本部によると、20年産霹靂の出荷量は約7600トンで、19年産より300トンほど多い。このうち、県内向けは約2千トン、県外は約5600トンの見込み。

 新型コロナウイルスの影響で店頭での宣伝活動が制約される中、県は引き続き霹靂のさっぱりとした味わいを前面に押し出しつつ、カレーとの相性の良さを売りにしたプロモーションを展開する。

 10日、青森市のイトーヨーカドー青森店は5キロ入り2354円、2キロ入り1058円で販売。全農県本部が抽選会などの発売記念企画を行い、午前9時の開店直後から100人以上の客が詰めかけた。

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