【トヨタ・クラウン大幅減】販売台数、先代末期をも下まわる 「若返り」裏目に アルファードの影響も

2020.10.27



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このクラウンの売れ行きが、最近は下がり始めた。

現行型の販売推移を見ると、2018年6月の発売直後は伸びたが、2019年6月以降は対前年比が大きく下がっている。

2019年6〜12月は、前年と比べて40〜70%のマイナスだ。

2020年4月以降の登録台数は、コロナ禍の影響を受けたから本来の人気度を反映していないが、コロナ禍前の1〜3月も各月ともに30〜60%減った。

コロナ禍の影響が収まってきた2020年7〜9月も、同様に30〜60%減っている。

直近の2020年9月における登録台数は2050台だ。2018年9月は6063台だったから、クラウンの売れ行きは約2年間で3分の1程度まで減少した。

また先代型がモデル末期だった2017年9月は2357台だ。つまり2020年9月の登録台数は、先代型のモデル末期よりも少ない。

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インテリア、操作性が馴染みにくい?

現行型クラウンはインテリアも変わった。

インパネの中央部を見ると、モニター画面が上下に2つ並ぶ。上側にはカーナビの地図を表示して、下側はエアコンなどのタッチパネルとして使う。カーナビ操作時には下側でもカーナビ画面を呼び出せる。


ただしスマートフォンやタブレット端末を使い慣れているドライバーでないと、操作が繁雑に感じられて馴染みにくいという声もあるはずだ。

従来型のクラウンは、オーソドックスなスイッチを装着していたが、現行型は印象が変わった。

https://www.autocar.jp/wp-content/uploads/2020/10/toyota-crown-2018_17.jpg