弥生時代、交通の要衝だったと考えられている豊前・「宇佐(うさ)」地域の出土品を紹介する企画展が、吉野ヶ里歴史公園で開かれています。

企画展は、魏志倭人伝に記され、弥生時代、各地に存在したと考えられている「クニ」の姿を紹介し、邪馬台国や吉野ヶ里遺跡を知ってもらおうとシリーズで開かれています。

今回は、弥生時代に陸上・海上の交通の要衝だったと考えられている、現在の福岡県行橋市や大分県宇佐市周辺、豊前・「宇佐(うさ)」地域の遺跡の出土品を紹介しています。

宇佐市で出土した銅矛は、ほぼ同じ形のものが島根県でも見つかっていて、九州から豊前地域を通して運ばれたと考えられています。

また、朝鮮半島との交流を示す銅鐸などもあり、この地域が物流の重要な拠点なっていたことがうかがえます。企画展は、11月8日まで、吉野ヶ里歴史公園で開かれています。

10/26(月) 12:51配信
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