11/7(土) 11:33
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Web東奥

 インターネット上で広がる新型コロナウイルス関連の個人への誹謗(ひぼう)中傷や、差別的発言を減らすために青森県が設置したネット監視チームが活動を始めている。県によると、始動した4日から6日までの3日間で誹謗中傷と疑われる書き込みを確認しており、このうち数件について画面を保存するなどの対処をしている。

 監視チームは県環境生活部の職員数人で構成。監視は通常の業務と並行して行っており、ネット上の掲示板やツイッター、フェイスブックなどのSNS(会員制交流サイト)などを定期的にチェックしている。個人が特定できる悪質な書き込みは画像を保存し、管理者に削除依頼したり、法務局や警察など関係機関に通報したりする。

 誹謗中傷は被害者を傷つけるだけでなく、コロナ陽性者の濃厚接触者が名乗り出るのをためらう要因になるなど、検査の妨げにもなる。県の担当者は「根拠のない中傷や個人を名指しする悪質な書き込みが出ている。引き続き厳しく見ていく」と話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5884b191b2f851c791f02c470ce6a50f3946dca6