0001記憶たどり。 ★
2020/11/11(水) 10:46:44.45ID:gnRzwzzK9福岡市民の憩いの水辺大濠公園で、いま、「異変」が起きているんです。
新型コロナとの関連も指摘されているそうで、さっそく現地を取材しました。
福岡市中心部の憩いの水辺、大濠公園。
多くの人がジョギングや散歩を楽しむ普段通りの光景ですが、池に目を向けるとある異変がー。
◆阿江保智アナウンサー
「水面を見てますと、これは水草ですかね、浮いてますね。しかも池一面に広がっています」
水面を覆うように伸び放題に伸びた水草。
池のほとりの貸しボート乗り場では、従業員が処理に追われる様子も見られました。
大濠公園の管理事務所によると、この水草は元々生えていましたが、2020年6月ごろから突然、異常繁殖したということです。
2018年に撮影された映像と比較しても、2020年の異常さは一目瞭然です。
◆来園者
女性「毎日歩いています。前は、こんなになかったなぁと思いますけど」
男性「何かちょっと、今までとは違うなっていう感じはしてたんだけど。景観を損ねる様な感じはしますね」
管理事務所はー
◆大濠・西公園管理事務所 山野栄司さん
「見た目に対する影響はあるんでしょうね。ボートハウスからも水草が営業に関して支障があるというようなことも言っている」
景観への影響だけでなくスクリューに水草が絡まるために、1人乗りのボートが貸し出せなくなるといった実害も出ています。
ボートに乗って池の中心部へ行ってみるとー。
◆阿江保智アナウンサー
「水草が大量発生している所を漕いでいるんですが、水草が絡んで、ボードが漕ぎづらくなっていますね。
手こぎボートの方も水草が絡まって立ち往生しています」
オールに絡みつく大量の水草。
水中はいったいどうなっているのか、カメラを入れてみるとー。
◆阿江保智アナウンサー
「水草が多いため、中々ちょっと届かないですね。背の高い水草が多いという印象ですね。
カメラに水草が絡みついてカメラを持っていかれそうになります」
管理事務所によるとこの水草はフサモという在来種で、環境への影響はないということですが、なぜここまで増えてしまったのでしょうか?
◆大濠・西公園管理事務所 山野栄司さん
「(Q・なんでここまで成長した?)難しいところ理由を聞かれてもはっきりとした返事が、僕自身は専門家じゃないから、正直言ってよく分からない」
大濠公園で水草が異常繁殖している理由とはー。
専門家は新型コロナが影響した可能性を指摘します。
◆いのちのたび博物館学芸員 真鍋徹さん
「ボートの利用率が減ったとしますとボートが水面を動くときには水草を何らかの形で痛めつけてしまいますので、
ボートがいなかったために痛めつけられずに、水草が増えていったという事も可能性としては想定できるかなとも思っています」
このほか、夏場の気温の関係で植物プランクトンが減少し、池の水が澄んで水草に日光がよく当たったことも一因の可能性があるということです。
さらに真鍋さんは、今回のような水草の異常繁殖が他の生物に影響を及ぼす恐れもあると指摘します。
◆いのちのたび博物館学芸員 真鍋徹さん
「(水草が)増えすぎると水面を覆ってしまって、水中に光が届きにくくなる酸素をたくさん使い、
水中の生き物が呼吸できなくなって死んでしまうという事例も報告されています」
コロナの影響も指摘される、憩いの水辺の異常事態。
大濠公園の管理事務所は今後、伸びすぎた水草を刈り取るなどの対応も検討しているということです。