現在、高速道路を利用する際に、ETCサービスを利用する人は9割近くに及ぶといいます。
 
 そのため、大半のクルマにはETC車載器が取り付けられていることになります。しかし近い将来には一部の車載器が使用出来なくなるそうです。なぜなのでしょうか。

2020年7月2日に国土交通省は、全国の高速道路の料金所をETC専用とする方向で検討することを明らかにするなど、今後の高速道路事情はETCサービスがまずます重要視されます。

 しかし、2022年12月1日から一部のETC車載器が使用できなくなるとされ、2030年には新しいセキュリティ規格の導入により、使用できなくなるETC車載機器が増えるようです。

 国土交通省およびITSサービス高度化機構、高速道路会社6社は、2018年9月3日に「一部のETC車載器が、2022年12月1日以降使用できなくなる」と発表しました。

 使用不可となるETC車載器は、「2007年以前の技術基準適合証明・工事設計認証(旧スプリアス認証)を受け、製造されたETC車載器」です。

2022年は大丈夫でも…2030年問題とは?
 前述のとおり、2022年12月以降に使用できたETC車載器でも、2030年には新しいセキュリティ規格を導入予定となり、使用できなくなります。

 国土交通省およびITSサービス高度化機構、高速道路会社6社は、2017年10月にETCシステムのセキュリティ規格変更を発表しました。

 このセキュリティ規格は、国土交通省が定めるETC(料金所・車載器・ICカード)について、盗聴・改竄等の不正防止を目的に定められた情報安全確保のための規格です。

 規格変更に関して、国土交通省は次のように説明しています。

「昨今の情報機器の能力向上に伴うセキュリティ脅威の増大への備えとしてセキュリティ機能を向上させるためです。

 現時点で、現行のセキュリティ(車載器、カード)において問題が発生したわけではありません。

 具体的な時期は未定ですが、現行のセキュリティ(車載器、カード)に問題が発生しなければ最長で2030年頃までとなる予定です。

 ただし、セキュリティに問題が発生した場合は、変更時期が早まる可能性があります」

詳細はソースにて
令和2年11月15日
https://kuruma-news.jp/post/314827/2