若狭町の冬の風物詩、三方湖のたたき網漁が2日から始まった。

伝統漁法「たたき網漁」は、水温が下がってコイやフナが餌を食べなくなり、動きが鈍る毎年12月から漁が始まる。

好天に恵まれた初日は、午前中から8そうの舟が漁に出た。

漁師たちはそれぞれのポイントに長さ160メートルの網を仕掛け、舟を走らせながら長さ5メートルの竹ざおで湖面をたたき、魚を網へ追い込んでいった。

漁師たちが網を引き揚げると40センチ級のフナや80センチを超えるコイがかかっていた。

海水が混ざっている三方湖のコイやフナは臭みが少ないのが特徴。程よく脂がのっていて地元ではよく刺身で食べられるという。

たたき網漁は来年3月末まで行われる。

https://www.fnn.jp/articles/-/114611
2020年12月2日 水曜 午後6:45 福井テレビ