加藤勝信官房長官は7日の記者会見で、NTTドコモがデータ容量20ギガバイトで月額2980円となる新料金プランを発表したことについて「本格的な競争に向けて一つの節目を迎えたものであり、今後引き続き、各事業者が本格的な料金競争を行っていくことが重要だ」と述べた。

 10月にそれぞれの格安(サブ)ブランドで20ギガバイト4500円程度の新プランを発表したKDDI(au)とソフトバンクを念頭に置いた発言とみられる。

 加藤氏は「事業者の乗り換えやプラン変更に際し、手続きや手数料などの残された障害がないかや、個々人の料金負担が本当に下がっているかなどしっかりと見極め、必要に応じてさらなる対応も取っていきたい」と述べ、「各社の競争を通じて、国民、利用者にとって、安くて分かりやすくて納得感のある料金やサービスが早期に実現されることが重要だ」と改革の必要性を改めて強調した。【佐藤慶】

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